努力しても体は変わる——50代で言われた「肺機能は80歳」との現実

健康 ライフスタイル

食も運動も気をつけている自分が、なぜかマラソンのパフォーマンス低下。
原因は“サボり”ではなく、喘息の再発だった。
「努力=絶対」ではない現実。
でも、「気づける体」と「動ける心」が一番の財産だと思えた。

こんにちは。
今日は、自分の体に起きた――私にとっては少しショッキングな出来事について書いてみたいと思います。

もともと、食事には気をつけ、運動も欠かさず、
血圧も脂質も問題なし。
いわゆる“健康意識高めの60歳前の男子”だと自負していました。

ところが、2年ほど前からマラソンの記録が落ち始め、
「もう自己ベストを狙うのはやめようかな」と思い始めました。
この2年間、100キロマラソンや60キロのトレイルなど、
いろいろ挑戦を重ねてきましたが、どこかに体力の限界を感じ始めていたのです。

咳と声枯れ、そして診断の瞬間

春先になると黄砂や花粉の影響で咳き込み、
去年の初夏には咳がひどくなり、声まで枯れてしまいました。
人間ドックでは呼吸の検査もうまくできず、
「まあ一時的なものだろう」と軽く考えていました。

ところが妻から「咳が多いから、一度呼吸器内科へ行ってみて」と勧められ、受診。

検査の結果はまさかの一言——
「喘息ですね」

「え? 克服したはずなんですけど。だって月250キロ走ってるのに?」

思わず口に出してしまいました。
医師の返答は静かでした。

「喘息は、治るというより“落ち着く”病気なんです。
そして、油断すると命に関わることもありますよ。」

薬を始めて一週間後の変化

ショックを受けつつも治療を開始。
すると1週間後には呼吸が楽になり、走りの感覚が戻ってきた。
その復活のきっかけが、ブログにも書いた「奈良マラソン」でした。

人間ドックでは気づけなかったサイン

今思えば、人間ドックの呼吸機能検査(スパイロメトリー)にもヒントがあったようです。
フローボリューム曲線(息を吐く強さと量を表すグラフ)で、
本来「上に膨らむ」カーブが、2年前から「下にへこむ」形になっていました。
これは閉塞性障害(喘息など)の典型的なサインだそうです。

当時はそれを気にも留めませんでした。
でも今思えば、パフォーマンス低下の始まりは、
すでにこのグラフが物語っていたのかもしれません。

原因を探して

原因ははっきりしませんが、私はアレルギー体質が強いものの、
しばらくは特別なアレルゲンに触れていませんでした。
また、喘息特有の「息が詰まるような苦しさ」も感じていなかったのです。

ただ、肺について調べてみると、
「加齢で肺の弾力が失われる」こと、
そしてウインタースポーツのアスリートの約1割が喘息を発症するという報告もあるようです。

マラソンも冬場に走り込みをすることが多く、
冷たく乾いた空気を吸い込むことで肺にダメージを与えることがある。
春の黄砂の中でもよく走り込みをしていました。
今思えば、あの時から大きく呼吸をすると咳き込むような症状が出ていたと記憶しています。

身近にいるパートナーへの感謝

妻が呼吸器内科を調べて教えてくれなければ、
私はきっとマラソンをやめていたと思います。
心から感謝しています。人間ドックを受けているから大丈夫、と思っていた自分。
それは過信でした。
体質や老化を「異常」と見なさず、
気になることは早めに専門医に相談することの大切さを改めて感じました。

受け入れること、そして付き合うこと

「克服したと思っていた喘息が再発」
「昔のような咳がなかったのに」

そんな気持ちもありましたが、結局のところ――体は正直でした。

医師に「肺機能は80歳くらいですね」と言われたとき、

ショックというよりも、「これが今の現実か」と静かに受け止めました。

最後に

年齢を重ねると、努力ではどうにもならない体の変化があります。
でも、その変化に気づけること自体が、
「まだ自分の体と対話できている証拠」なのだと思います。

無理をすることより、
気づいて立ち止まること。

それが、50代からの“賢い健康法”なのかもしれません。

(この内容は筆者個人の経験に基づくものであり、医学的助言を目的としたものではありません。症状や体調に不安を感じたら、医師の診察を受けてください。)

コメント

タイトルとURLをコピーしました