59歳マラソンへの挑戦——8月走行距離0km、それでもPB挑戦

健康ーマラソン挑戦

こんにちは、西風スマイルです。

FIRA60(60歳での、ちょっと早めのリタイア)まで、残り約610日。59歳の会社員です。

今日は、健康の話のつもりですが、今期のマラソンへの挑戦です。

59歳の私が、健康を維持する目的で始めた、マラソンの練習について話していきます。

そんな長い距離、走れないよと思われた方もいると思いますが、59歳の私がこの歳でもできるんだな、と思っていただけると嬉しいです。

マラソン競技に関心のない方でも、流し読みで結構ですので、試しに読んでみてください。

それでは、マラソンの世界では月にどれだけ走ったか?

と言うのが挨拶がわりになる事があります

さて、先に結論から書きます。

今年の8月、私の走行距離は0kmでした。

1kmも走っていません。

それでも、2月のレースで自己ベストを狙うつもりでいます。

今日は、そんな59歳のやり方の話です。

マラソンも、59歳の暮らしも、ペース配分です。

……と書くと、ちゃんと考えて休んだようですが。

正直、8月はこれしか出来なかった、という話でもあります。

そもそも、月間走行距離とは

その前に、少しだけ説明を。

月間走行距離。

なんだか車みたいだと思われるかもしれませんが、マラソンの練習では「月に何km走ったか」という数字が、よく使われます。

ランニングをしない方からすると、ちょっと不思議かもしれません。

でも、マラソンをやっていると、必ず聞かれるのです。

「月、何キロ走ってる?」

200kmとか、300kmとか。ランナー同士では、当たり前のように使う数字です。

なぜ、それが重要なのか。

走行距離とマラソンの記録には、ある程度の関係があるからです。速いランナーほど、普段の走行距離が多い傾向が確認されています。

もちろん、たくさん走れば必ず速くなる、という単純な話ではありません。

それでもマラソンでは、月間走行距離は「どれくらい練習できているか」を見る、わかりやすい目安のひとつなのです。

まず、データを正直に出します

言い訳の前に、数字を出しておきます。

  • 2026年 6月120km / 7月101km / 8月0km
  • 2025年 6月55km / 7月113km / 8月63km
  • 2024年 6月181km / 7月148km / 8月62km
  • 2023年 6月288km / 7月308km / 8月150km
    (2025年は、会社の定期補修があった年です。)

2023年は、自己ベストを出した年です。今見ると、何かに取り憑かれていたとしか思えませんね。

それに比べて、今年の夏です。

7月21日を最後に、9月5日まで、ランニングはいっさいしませんでした。

きっかけは、7月20日頃の尿でした

走らないと決めたきっかけは、はっきりしています。

7月20日前後。猛暑が本格的に始まった頃です。

10km走ったあと、尿が茶色になりました。

以前も一度あって、その時は病院でMRIまで撮りました。ミオグロビン尿症や横紋筋融解症の可能性があるからです。

今回は、コーラほどではありません。でも、はっきり茶色でした。

トレーニング中、水分補給はこまめにしていたのです。それでも、なった。

日中は現場作業で暑さにやられ、夜には頭痛もしてきました。

今年はやめよう。

そう思いました。

それに、朝の時間は妻とのウォーキングに充てていました。だから、走る時間そのものが減っていました。

2026年の夏が、どれだけ暑かったか

念のため、今年の夏がどうだったかを書いておきます。

気象庁の発表によると、6〜8月の日本の平均気温は、過去5番目の高さでした。

40℃以上を記録したのは、全国のべ36地点。これは過去最多だそうです。

特に西日本は、観測史上1位の猛暑になった地域もありました。

ランナーにとって、これがどういう意味を持つか。

マラソンの研究では、走るのに最適な気温は5〜10℃とされています。

そして、気温が15℃を5℃上回るごとに、1kmあたりのペースが15〜30秒落ちるのが自然な反応だそうです。

つまり、普段キロ5分30秒の人が、30℃の環境で6分になるのは、まったく正常だということです。

別のデータでは、気温8℃なら2時間20分で走れるエリートランナーが、32℃では3時間近くかかるとも言われています。40分のダウンです。

心拍数も、10〜20拍ほど高くなります。体にこもった熱を逃がすために、血液を皮膚にも送らなければならないからです。心臓が二重の仕事をしている。

夏に遅いのは、当たり前なのです。

ただし、後悔もあります

一方で、正直に書いておきたいことがあります。

暑い中を走ることには、メリットもあるのです。

暑熱馴化、というやつです。

暑さで代謝が制限される環境は、酸素の薄い場所で行う高地トレーニングに、似た負荷を体に与えます。

無理のない範囲で暑い中を走り続けると、体内の血漿量——血液の水分が増えます。すると、涼しくなった秋に、持久力が大きく向上する。

つまり、夏に少しでも走っておいた人は、秋に伸びるわけです。

ここが、私が後悔した点です。

完全にゼロにしなくても、早朝に数kmだけでも刻んでおけばよかった。

……とはいえ、尿が茶色になった体で、それを言うのは後出しなのですが。

走らない代わりに、室内バイクを漕いでいた

では、8月に何もしていなかったのかというと、そうではありません。

室内バイク——スピンバイクを漕いでいました。

5年ほど前に買ったものです。テレビで、トレイルランナーが室内バイクを使ってトレーニングを効率化している話を見て、値段も手頃だったので買いました。Amazonで売っている、安いやつです。

今年の実績は、こうです。

  • 7月:総運動時間 8時間40分
  • 8月:総運動時間 13時間40分

私の勝手な換算ですが、8月のぶんは、月間走行距離140km相当ではないかと思っています。

やり方は、決めています。

心拍数を110以上で一定に保ち、30分から1時間30分、連続で漕ぐ。追い込まず、淡々と。

漕いでいる間は、主に動画を見ています。それも、モチベーションが上がる系の動画を。

楽しいかどうかは、やり方次第でしょうね。室内バイクのトレーニングには、たぶんコツが要ります。

今回は心拍110で試しましたが、これが本当に効いたのかどうかは、レースの結果で検証するつもりです。

これを、「戦略的休戦」と呼ぶことにしました。

無理に走って熱中症やケガのリスクを負うより、室内で心肺を保つ。そういう選択です。

ところが、9月に走ってみたら

さて、ここからが本題かもしれません。

9月5日、久しぶりに走りました。

室内バイクをやっていたので、そこそこ走れるだろうと思っていたのです。

甘かった。

骨が軋むような感覚がありました。そして、いつもと違う場所が筋肉痛になった。

正直に言うと、私は普通に走って筋肉痛になったことが、ほとんどありません。

それが、痛い。

つまり、こういうことです。

心肺は、バイクで保てていました。でも、脚は別物だったのです。

ランニングというのは、着地の衝撃を脚で受け止め続ける競技です。バイクには、その衝撃がない。

1ヶ月半走らないと、骨も関節も、その衝撃を忘れてしまう。

クロストレーニングは万能ではない。これは、実感として書いておきます。

そのうえ、抽選も落ちました

追い打ちをかけるように、秋のレースの抽選にも落ちました。

これで3回目です。一度も当たったことがありません。

「嫌われてる?」素朴な感想です。

2月に向けた、2ステップ戦略

というわけで、目標を組み直しました。

本番は、2月の大阪マラソンです。落選したら、3月の淀川マラソンに回します。

そして11月1日の淀川市民マラソン。これは、記録を狙う本番ではありません。

2月に向けた、最高のロング走。練習として走ります。

【第1期:9月〜11月】脚の土台を作る

今の私は、心肺は元気なのに、脚がランニングの衝撃に慣れていない状態です。ここで急に追い込むと、確実にケガをします。

9月は、脚慣らし。週2〜3回、5〜8kmから。バイク30分+ラン30分という組み合わせも使います。脚への衝撃を抑えながら、スタミナを保てるので。

10月は、距離を伸ばす。週末に12〜15kmを、おしゃべりできるくらいのゆっくりペースで。

そして11月1日の本番は、4時間ペースで。

今のフォームで42kmを維持できるかを試す、実験として走ります。

【第2期:12月〜2月】本格的な仕上げ

11月に42kmを経験すれば、ランナーの脚が完全に出来上がります。そこから2ヶ月で、スピードとスタミナを本番仕様に。

12月〜1月は、レースペースの練習を少しずつ。週末に20〜30kmのロング走を1〜2回。

そして2月、勝負します。

ちなみに淀川河川敷のコースは、フラットですが砂利道や芝生が一部あり、風の影響も受けます。タイムを追うより、キロ6分で淡々とフォームをチェックするには、むしろ最適な環境です。

4時間を切ってきたプライドを、捨てる

11月のレースについて、正直なことを書いておきます。

4時間ペースで走る、と決めました。

これが、とても嫌なのです。

私はこれまで、4時間以内で走ってきました。そのプライドがある。

今でも、当日になればピッチを上げて4時間を切ろうとする自分が出てくるだろうな、と思っています。

でも、そこで無理をすると、ケガと故障の元です。

そう考えるようにしています。

もし4時間を超えたら、どんな気分になるか。

たぶん、内容次第です。

キロ6分10秒のペース配分で、余裕を持って終われたなら、次につながる。

でも、そのペースでも足が張ったり、辛かったりしたら——正直、ショックでしょうね。

それも含めて、実験です。

ついでに、気持ちフォームも変えました

もうひとつ、今年から試していることがあります。フォームの見直しです。

お尻の下に足を引き上げる感覚。以前から気にはしていたのですが、ペースが上がっていたので、問題にしていませんでした。

きっかけは、プロランナーの動画です。自分のフォームの感覚そのものを変える。59歳での、新しい挑戦です。

だから11月のレースは、ペースの実験であると同時に、フォームの実験でもあります。

心と時間の、取り合い

ここからは、数字ではない話を書きます。

今年は、心と時間の取り合いでした。完全にトレードオフです。

去年の11月にブログを始めました。

5月には北海道へ、12日間の旅に出ました。

退職後の時間割を意識し始めて、時間を家族にどう振り分けるかを考えるようになりました。

そして8月、勤務が夜勤ローテーションに変わった。

来年の定期補修まで会社に残るのか、それとももっと早く辞めるのか。そんなことも、頭の片隅にあります。

時間と、思考の取り合い。

そんな中で、ひとつ気づいてしまったことがあります。

私は「80歳でフルマラソンを走る」という目標を掲げています。

それなのに、ランニングに時間を取られて、妻との時間をおろそかにしていた。

レースの追い込みをしている時期は、特にそうでした。私が走ることに集中していると——

妻が、太ってくるのです。(笑)

笑い話のようですが、笑えません。私が走っている間、妻の生活は止まっていたということですから。

ブログの話を妻にしていた時にも、思いました。昔は一緒に山に行ったのに、最近は行っていないな、と。

少し、後ろめたい気持ちがあります。

ブログを書いて、自分と向き合った結果、見えてしまったことです。

では、フルマラソンに何を求めているのか(気力から先に老いたくない)

そこで、自分に聞いてみました。私はフルマラソンに、何を求めているのだろう。

そもそもは、健康のために始めたことでした。

最初は、ダイエット目的です。

それが、体力の向上につながり、

気分まで明るくなった。

マラソンを目指すようになってからは、仕事に対する体力もついてきました。

それだけなら、きれいな話です。

ところが、目の前には、どうしてもタイムという誘惑があるのです。

人に「マラソンをしています」と言うと、必ずタイムの話になります。

3時間30分以内——通称サブ3.5は、男性のマラソン人口の15%以下だそうです。

これも、自己満足です。分かっています。

でも、大会をスケジュールに入れると、練習の本気度が変わるのです。

そしてもうひとつ、大きな理由があります。

気力から先に、老いたくない。

今はまだ、自己ベストを狙えるところにいると思っています。だから、今は狙いたい。

これから老いていけば、タイムは落ちていくでしょう。それは当たり前のことです。

でも、先にそう考えすぎると、気力の方から老いてしまう気がするのです。

ただ今は走るのも、タイムを狙うのも、妻と歩くのも、ブログを書くのも、全部楽しいのです。

だから、今年も挑戦あるのみ。

時間はトレードオフです。それは変わりません。でも、やり方はあるはずです。

気づいてから、ひとつだけ変えたことがあります。

朝のウォーキング。妻との朝活を始めました。

走る時間を削って、歩く時間にした。それだけのことですが、この1時間が、今の私にはちょうどいいのです。

おわりに

8月の走行距離は、0kmでした。

それでも、2月にPBを狙います。

若い頃なら、1ヶ月半のブランクは致命傷だったかもしれません。

でも今は、こう考えています。

走れない夏があったなら、その前提で組み直せばいい。59歳には、59歳の考え方と練習方法がある。

11月は実験。2月が本番。

諦めるには、まだ早い。

トライし続けます。

……とか言いながら、11月のレース当日、スタートの号砲を聞いた瞬間に、ピッチを上げてしまわないか。

それだけが、心配です。

それでは、また。

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