年収600万円に、モヤモヤしなくなる日——誰と、何に時間を使うか(FIRA60前のモヤモヤ③時間編)

FIRA60ー退職

こんにちは、西風スマイルです。

FIRA60(60歳での、ちょっと早めのリタイア)まで、残り約580日。59歳の会社員です。

FIRA60を前にしたモヤモヤ、最終回です。

第1回では、「フルタイムで残ったら年収600万円」という一言に、数字で揺れた話を書きました。

第2回では、60歳からの5年間が、元気に動ける残り時間の約4割にあたる、という話を書きました。

今回は、その残り時間を、誰と、何に使うのか。

まずは、第1回で予告していた、妻の反応からです。

▶ 第2回は、こちら → 「体には、締め切りがある——60歳からの5年は、残り時間の4割(FIRA60前のモヤモヤ②健康編)」

「よく、ちゃちゃ入れるよね」

600万円の話を言われた日、家に帰って、妻にそのまま話しました。

「フルタイムで残ったら、600万円あるらしいで」

妻は、こう言いました。

「辞めるって言ってる人に、よく、ちゃちゃ入れるよね」

それだけでした。

妻は、最初から揺れていなかったのです。

揺れていたのは、私だけでした。

二人とも元気でいられる時間

第2回で、60歳からの5年は、元気に動ける残り時間の4割だと書きました。

でも、あれは私一人の話です。

実際には、妻にも、同じように残り時間があります。

そして、二人とも元気で、一緒に旅をしたり、歩いたりできる時間は、たぶん、それぞれの残り時間より、もう少し短い。

どちらかが先に動けなくなれば、そこで二人の時間の形は変わってしまうからです。

以前の記事で、我が家の時間割は21年間、私の勤務表を中心に回ってきた、と書きました。夜勤になれば、妻の夕飯の時間も変わる。妻は、自分の時間割を選べなかった。

その21年を、そろそろ返す番だ、とも書きました。

60歳からの5年を会社に売るということは、その返済を、また5年先に延ばすということでもあります。

▶ 私の勤務表で回ってきた、21年の話はこちら → 「専業主婦の定年——株式会社「チーム夫婦」のFIRA60」

朝の1時間を、2,000円で売るか

ここで、第1回の数字を、もう一度持ち出します。

再雇用でフルタイムで働いた場合、手取りを、仕事と通勤の時間で割った実質の時給は、ざっくり1,700円から2,000円くらいでした。

今、妻とはほぼ毎朝、1時間ほど一緒にウォーキングをしています。その間、ずっと何かしら喋っている。

あの1時間を、2,000円で売るか。

そう考えると、答えは、わりとすぐに出ました。

売りません。

もちろん、再雇用で働いたからといって、朝のウォーキングが全部なくなるわけではないでしょう。

でも、勤務に合わせて時間が削られ、組み替えられていく。

夜勤のある今の生活が、それを教えてくれています。

中間の選択肢は、あるのか

では、フルタイムでなければどうか。

短時間勤務。週に数日だけ。あるいは、役割を変えて、資格を活かして関わる道。

世の中には、そういう中間の選択肢があります。収入の保険にもなるし、社会とのつながりも残る。賢い選択だと思います。

今回のモヤモヤをきっかけに、もう一度考えてみました。

でも、私には、たぶんありません。なし!

週に数日でも働けば、その日に向けて体を整え、前日の予定を調整し、また一日の中心に会社が戻ってくる。

以前、「これからの一日の中心に、会社を置かない」と書きました。

今回、揺れるだけ揺れてみて、分かりました。

数字には揺れた。でも、この考えは、揺らぎませんでした。

▶ 「一日の中心に会社を置かない」と決めた話は、こちら → 「久しぶりに残業して、時間を売った気がした——働くか、辞めるかの前に」

では、どうすれば、モヤモヤは消えるのか

軸は揺れていない。それでも、600万円という数字には、まだ少しモヤモヤする。

どうすれば、このモヤモヤは消えるのか。

考えてみて、ひとつだけ、答えらしきものがありました。

時間を売らずに、稼ぐことです。

たとえば、このブログ。あるいは、いつかやるかもしれないYouTube。

この発信が収益化して、月に2万円でも、5万円でも入ってきたら。いや、事業所得として、年間100万円になったら。

配当や株式の値上がりといった、働かずに入ってくるお金に、それが加われば。

600万円という数字に、モヤモヤすることはなくなる。

これは、断言できます。

以前、楽しんでやっていることは、たとえお金になっても、時間を売っている感覚にはならない、と書きました。

時間を売るのではなく、時間を使って稼ぐ。それが、私の理想です。

▶ 時間を「売る」と「使う」の違いを書いた回は、こちら → 「残業1時間、約5,000円——未来の自分への仕送り【キャリアジャーナル⑥、退職まで580日】

ほとんどの理想は、叶わない

でも、それは理想です。

そして、ほとんどの理想は、叶わないのが普通です。

このブログの収益も、まだ、そこにはまったく届いていません。

でも、それがどうした、と思うのです。

それでも、挑戦する。

やらずに後悔するより、何度でも挑戦したい。

その先に何があるかは、あまり考えないことにしています。

楽しそうだから、踏み出す。

それで、いいのだと思います。

おわりに

3回にわたって、FIRA60を前にしたモヤモヤについて書いてきました。

数字に揺れて、体の締め切りを知って、誰と、何に時間を使うのかを考えた。

結論は、まだ出ていません。

60歳で辞めるという考えは変わらない。でも、600万円という数字に、まったく心が動かなくなったわけでもない。

たぶん、このモヤモヤは、580日後まで、どこかに残るのだと思います。

それでも、楽しそうだから踏み出す。

こんなことを、80歳になっても言えるでしょうか。

言えることが、私の理想です。

……とはいえ、今のところ、80歳の私より先に心配したほうがいいのは、このブログの収益のほうかもしれません。

それでは、また。

▶ 雑談をきっかけに「フルタイムで残ったら、年収600万円」にモヤモヤしたFIRA60前の心境を書きました

年収600万円、5年で3,000万円——足りているのに、なぜ惜しいのか(FIRA60前のモヤモヤ① お金編)

体には、締め切りがある——60歳からの5年は、残り時間の4割(FIRA60前のモヤモヤ② 健康編)

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