こんにちは、西風スマイルです。
58歳、サラリーマン生活もかれこれ40年。60歳での早期リタイア「FIRA60」を目指しながら、お金・時間・健康・好奇心・社会資本という「五つの富」について、あれこれ考えています。
今回は「五つの富」のうち、好奇心の話です。
というより、このブログそのものの話です。
なぜ58歳でWordPressを立ち上げ、休日にパソコンに向かっているのか。一度きちんと、書いておこうと思います。
妻に勧めたつもりが
きっかけは、ブログ開設のYouTubeでした。
両学長の、ブログ開設のやり方を解説する動画です。分かりやすくて、実践的で、「これなら誰でも始められそうだ」と思いました。それで、妻に勧めたんです。二人で並んで、画面を眺めました。
妻の反応は、まあ、芳しくありませんでした。
代わりに、勧めた側の私の中で、何かが点きました。「あれ、これ、俺できるかも」と。
「俺やれるかも」という、根拠のない思い込み。
58年生きてきて分かったのは、こう言う思い込みは、案外バカにできない、ということです。
何かを始めるときの障壁を、ひょいと越えさせてくれる。行動できれば、根拠は、あとから付いてくればいい。
YouTubeのために買ったMacで、ブログを書いている
白状すると、そのとき本当にやりたかったのは、YouTubeでした。
ノートパソコンも新調しました。たしか、12〜13万円くらいだったと思います。しかもここで一つ、冒険をしました。それまでWindows一筋、自作までしていた私が、初めてMacを買ったんです。理由は単純で、両学長が「初心者はMacでいいよ」と言っていたから。ここは素直に真似するべきだと。
結果から言うと、YouTubeは挫折しました。構成を考え、撮影し、編集する。一本の動画の裏にある作業量を、始めてみて思い知りました。とにかく、時間が足りない。
でも、文章なら、割とスラスラ書けました。
そのMacは今、ブログを書いたり、家計を管理したり、資産の履歴を残したりしています。YouTubeのために買ったパソコンで、結局ブログを書いている。人生には、こういうことが、よくあります。
ちなみに、Macには今でも戸惑います。会社はWindowsなので、完全には乗り換えられません。iPhoneと組み合わせて初めて「ああ、Macの利点はここか」と分かった程度の理解です。成功者への道は、遠い。
最初の記事と、AIとのケンカ
最初に公開した記事は、自己紹介でした。YouTube用に温めていたネタの流用です。書いてみて分かったのは、「言いたいことを文章にする」のは、意外と難しい、ということでした。頭の中では喋れているのに、文字にしようとすると、固まる。
そこで、もう一つ白状します。
このブログの記事は、AIに手伝ってもらって書いています。基本の文章と言いたいことは自分で書き、AIをアシスタントのように使って、整えてもらう。この記事も、そうやって書いています。
しらけましたか?
でも、隠したまま書き続けて、あとで「なんだかAIっぽいな」と思われるほうが、よほどしらけると思うのです。
それに、58歳がAIを使うこと自体、この「好奇心」カテゴリーの本体みたいなものです。
断っておくと、AIは、言うことを聞かないときがあります。
何度直しても、私の言いたいニュアンスと違うものが出てくる。もっともらしい統計を、出どころも怪しいまま差し込んでくることもある。Gemini(ジェミニ) で統計データを検索すれば、Claude (クロード)が「その数字は怪しい」と言い出したり、ChatGPT (チャッピー / チャットGPT)は永遠に書き直しを続けたりする。そういうときは、ケンカです。「そうじゃない」「その数字、出典はどこだ」と。
経験と判断は私、手足はAI。この関係が崩れたら、それはもう、私のブログではなくなりますから。
(参考記事:AIを活用している事例です。興味のある方はどうぞ)
58歳の昇給率、3つの「もったいない」——キャリアジャーナル③(3つのAIに、自分のキャリアを査定させてみた)
自信作のキャッシュフロー表をAIに辛口添削させたら、58点だった
たった一人の(読んでいるかどうかも分からない)読者
読まれない覚悟で、始めました。実際、ほとんど読まれていません。今でも、です。
ただ、開設したちょうどその頃、職場の若い人が、転職していくことになりました。優秀で、人望もあって、おまけにイケメンで、「なぜ辞めるんだろう」と周りが首をかしげるような人でした。気まぐれで、その彼にだけ、ブログを始めたことを伝えました。
それ以来、記事を公開すると、数日のうちに1件、アクセスがつくようになりました。
連絡先は交換していないので、本当に彼なのかは、分かりません。開いただけで、読んでいないのかもしれない。確かめようが、ない。
でも、その1件がいつも楽しみで、書き続けてこられました。読者数、1(推定)。それで十分だった時期が、確かにあったのです。
30記事書いて、モヤっとした話
30記事を書いた頃、SNSで「同じ30記事でアクセス数千」という人の投稿を読みました。正直、モヤっとしました。
ジャンルの違い、テーマの違い。頭では分かります。それでも、モヤっとするものはする。人間は、そういうふうにできています。
ただ、そのモヤっの後で、気づいたことがあります。
ブログを書くようになってから、調べ物が増えました。
ものの見方が、少し変わりました。何より、長年心の中に溜めてきたものを書き出すと、考えが整理される。思考が、まとまる。これは、収益より価値があるかもしれません。
58歳になってやっと、社会性が少し向上しているのかもしれない、とすら思います。
これこそ、「五つの富」でいう好奇心の富です。
……アクセス数のほうは、引き続き改善が必要ですが。
老害ブログにだけは、したくない
このブログで書きたくないものが、三つあります。老害ブログ、自己自慢、マウント。
私たちの世代の会社文化は(”私の会社人生だけかもしれませんが”)正直に言えば、老害文化でした。先輩の考えを一つ覆すのに、どれだけ苦労したことか。
好きな逸話があります。史実かどうかは怪しい、半分ジョークのような話ですが。
古代エジプトでパピルス、つまり紙が登場したとき、石に刻む伝統を守ってきた老人たちは、猛反対したそうです。「こんな薄っぺらいもの、火がついたら一瞬で燃えてしまう。国の大事な記録を任せられるか」と。そして、紙が社会に定着したのは、彼らが説得されたからではありません。反対していた世代が、寿命でそっくり入れ替わったから(”というオチです。”)
笑い話のようで、笑えません。石に刻めと言う側に、自分がいつの間にか回っているかもしれないからです。
技術革新の障壁になる側には、なりたくない。だから、58歳でWordPressを立ち上げ、AIとケンカしながら、記事を書いています。会社でも、そういう年の取り方をしたいと思っています。できているかは、別として。
お金の記事の、ジレンマ
身も蓋もない話をすると、読まれる記事は結局、退職金や給料の話です。人の財布の中身は、みんな気になる。私も、気になります。
本音を言えば、もっと具体的な数字を書きたいのですが。でも書けば、知り合いには嫉妬され、ネットではマウントと受け取られる。だから、数字はぼかしています。このジレンマは、たぶん、この先も抱えたままです。
私は、高学歴でもなければ、特別優れた技術者でもありません。それでも、資産と時間と健康に、ここまで恵まれた(”と思っている時点で、おめでたい奴ですが”)ことには、感謝しています。
だからこそ、同世代が間違った金融リテラシーで損をしているのを見ると、残念に思う。マウントではなく、それを伝えたくて、書いています。伝わっているかどうかは、分かりませんが。
撤退ライン
最後に、一番正直な話を。
このブログは無料ブログではないので、サーバー代などのコストがかかっています。あと2年で定年。「これ、本当に必要か?」と自問することが、正直、あります。
学びにも、コストはかかるものです。3〜5年やって収益化の目処が立たないなら、それが撤退ラインかもしれない、とは思っています。もっと試行錯誤が要るのかもしれません。
でも、やめたくは、ない。好奇心という富は、確かに増えているからです。もしかしたら、初心に戻ってYouTubeか、もっと別のプラットフォームに移る日が来るのかもしれません。自分が挑戦できる場所なら、どこでもいいのかもしれない。
「50代から始めても遅くない!」と言い切れるほど、私はまだ、何も成し遂げていません。ただ、勧めたはずの妻より先に火がついて、気づけば50本以上、書いていました。この火がこの先、消えるのか、燃え広がるのか。
それは、もう少し書いてみないと、分かりません。
それでは、また。


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