残業1時間、約5,000円——未来の自分への仕送り【キャリアジャーナル⑥、退職まで580日】

キャリアジャーナル

こんにちは、西風スマイルです。

FIRA60まで、残り580日。59歳の会社員です。

今月でやっと、580日になりました、まだまだ先は長いですね。

以前にブログで、久しぶりに残業をして、「時間を売った気がした」と書きました。

過去のブログです、興味のある方は是非
(久しぶりに残業して、時間を売った気がした——働くか、辞めるかの前に)

今回は、その代金の話です。給料編ですね。

皆さん、人の財布は気になりますよね。

知ったところで、何かの役に立つかは分かりませんが(笑)。

そのお金の行き先を考えていたら、ひとつ、しっくりくる言葉が浮かびました。

未来の自分への仕送り。

今の私が働いて、退職後の私に送るお金です。

ただ、仕送りをしている今の私にも、使いたい時間はあるわけです。

売った時間の代金を、計算してみました

7月の残業は、2時間程度でした。

それが8月は、約20時間。

8月に働いた分の残業代は、9月に支払われます。

私はExcelで計算しているので、給与明細を見る前から、およその金額は分かります。

私の平日の残業代は、1時間およそ5,000円です。

ありがたい話です。

貰いすぎかもしれませんね。

9月に支払われる見込みの手当を並べると、こんな感じです。

項目支給見込み額
残業代約11万円
夜勤手当約7万円
シフト勤務手当約1万7,000円
合計約19万7,000円

税金などを引く前の金額で、それぞれ別の手当です。

まだ給与明細で確認した確定額ではなく、私がExcelで計算した見込みです。

全部で、20万円弱。

もちろん、全部が残業代ではありません。夜勤やシフト勤務に対する手当も含んでいます。

8月から夜勤もしています、前回のキャリアジャーナルです、興味のある方は是非
(59歳、夜勤に戻る——キャリアジャーナル⑤(退職まで610日))

それでも、こうして並べると大きいです。

「時間を売ったな」と言っていた私ですが、その代金を軽く扱う気にはなれません。

来月の12時間は、もう勤務に入っています

最近は、人手不足が厳しくなっています。

来月も、すでに12時間の残業が勤務に組み込まれています。

そこに、誰かの代わりに入る残業が加わることも。

最近は残業の平準化が進んでいて、特定の人だけに偏らないよう、割り振られています。

ただ、自分の予定と財布を見て、

「今月はこれくらい働こう」

と決めているわけではありません。

職場を回すために、入る。

そちらの感覚に近いです。

みんなに割り振られている中で、自分一人だけしないとは言いにくい。

同調圧力というのでしょうか。そういう空気もあります。

私の係員全員が、私と同じ残業時間というわけでもありません。

以前、私がいたポストでは、ほぼ全員が月30時間以上。年間では350時間を超える見込みです。

皆さんの会社にも、誰かが休むと、必ず代わりの人が必要になる持ち場はあると思います。

以前も書きましたが、私の係は出産ブームです。

育休を取る人がいるのは、喜ばしいことです。

一方で、その間の勤務を誰が埋めるのかは残ります。同じ年代の人がどれくらいいるかでも、事情は変わるのでしょう。

休む人が悪いという話ではありません。

必要な人数をどう確保するか。

今は、その穴を、いる人たちで埋めている感じです。

ひとつだけ、怖いこと

これだけ残業が続くと、そのお金も毎月の家計に入ってきます。

住宅ローンや教育費、日々の生活、楽しみのためのお金。

使い道は、それぞれあると思います。

同僚の家計を知っているわけではありませんし、何に使うかを私が言う話でもありません。

ただ、自分も気をつけたいことがあります。

残業代があることが当たり前になって、生活の水準がそこに合ってしまうことです。

最初は、余分に入ってきたお金だったはずです。

それが、いつの間にか、毎月ないと困るお金になる。

そうなると、時間が欲しいと思っても、残業を減らしにくくなります。

職場の事情だけでなく、自分の家計の事情でも、残業を断れなくなるからです。

時間を売り続けないと、成り立たない生活。

会社の都合で残業が減ったり、退職して今の給与がなくなったりしたときに、困る形だと思います。

最近の若い人たちを見ていると、残業を嫌がる人もいます。

昔の感覚なら、

「もっと稼ぎたくないのか」

と思ったかもしれません。

でも今は、自分の時間を先に確保しているのなら、賢いのかもしれないと思っています。

……残業代を先にExcelで計算している私が言うのも、何ですが。

このお金は、未来の自分への仕送りです

私の場合、生活は基本的に、残業代を当てにせず設計しています。

今回の残業代などの上乗せ分は、来年のNISA枠で投資する資金に回す予定です。

老後のお金は、今までの貯蓄で、計画上は満たしています。

ですから、足りない分を何としても埋めるというより、そこに余分に足されるお金です。

もちろん、増えるのはありがたい。

退職後、旅行にも使いたいです。

そう考えると、今の時間を売って、未来の時間を買っているのかもしれません。

未来の自分への仕送り。

今の私が働いた分で、退職後の私が、少し余裕を持って楽しめる。

そう思うと、残業にも少し違う意味が出てきます。

仕送りする今の私にも、使いたい時間があります

ただ、仕送りする側にも生活があります。

ランニング。

嫁さんとの時間。

ブログ。

睡眠。

残業が増えれば、この全部に関係します。

何か一つを、きれいに1時間だけ削って済む話ではありません。

生活全体の中から、その時間を出すことになります。

その1時間と引き換えに、およそ5,000円を受け取っているわけです。

未来の私に、旅行を楽しんでほしい。

でも、今の私だって楽しみたい。

少しでも若い今の時間を使って、年を取ってから使うお金を用意している。

それは、時間への投資として、どうなのでしょう。

お金は増えても、今やりたいことを先送りしているなら、利率はあまり良くないのかもしれません。

場合によっては、マイナスかも。

……と、ここまで考えると、残業をしない方がいい気がしてきます。

ところが、そう簡単にも割り切れません。

この値札も、期間限定です

1時間およそ5,000円。

これは、今の会社、今の給与条件だからついている値段です。

私がどこへ行っても、この金額を受け取れるわけではありません。

再雇用になれば、条件は変わります。

私の計算では、月給に比例する残業単価は、今のおよそ半分になります。手当も、ほぼなくなります。

会社を辞めれば、今の条件で受け取っている給与は、過去のものになります。

私自身の価値がなくなるわけではありませんが。

ただ、この会社が私の時間につけてくれる値札には、期限があります。

そう思うと、

稼げる時に、稼いでおいた方がいいのでは。

また、そんな気持ちになります。

来月の残業12時間がなくなれば、単純計算で約6万円の支給がなくなる。

実際の手取りはそこから減りますが、それでも惜しいです。

なくても生活はできます。

自分の時間が戻るのも、うれしいです。

でも、6万円は惜しい。

どっちなんだ、という話ですね。

目標は、金額ではなく、580日後まで働くこと

今の私には、

「あといくら貯まったら辞める」

という目標額はありません。

老後資金の計画はありますが、ある金額に届いたら、その日に会社を辞めるという考えではないです。

今の目標は、580日後まで働くことです。

その間にいただくお金は、未来の自分への仕送りになります。

ただ、それだけで会社にいるとも言い切れません。

人が足りない中で、みんなで勤務を回している。

自分もその中にいて、会社を離れる前のこの時期を、みんなと共有している。

そんな感覚もあります。

だからといって、自分の時間が惜しくなくなったわけではありません。

未来の私に仕送りはしたい。

今の私にも、時間を残したい。

職場のみんなの事情も、分かる。

残業代の計算はExcelでできますが、この配分の答えまでは出してくれません。

今は、580日後まで働くつもりです。

ただ、最後の最後に、私の方が「めげてしまう」可能性もあります。

そこまで含めて、今の正直な気持ちです。

時間を売らない仕事もある

ここまで書いて、もうひとつ気づいたことがあります。

「今の時間を売って、未来の時間を買う」

この感覚は、580日後、会社を辞めたら変わるのかもしれません。

ただ、働くことを全部やめるから、という意味ではありません。

たとえば、このブログです。

あるいは、いつかやるかもしれないYouTube。

もし収益につながったとしても、それを今の残業と同じように「時間を売った」と感じるかというと、少し違う気がします。

ブログにも時間を使っています。

それでも、今の私は、楽しんで書いています。

楽しんでやっていることは、どうも、時間を売っている感覚にならない。

同じように時間を使って、お金が入ってきたとしても、です。

残業では、その先にある楽しみのために、今の時間を使っています。

ブログでは、書いている今も楽しい。

私にとっては、ここに違いがあるのかもしれません。

だとすると、私が引っかかっているのは、働くことそのものだけではなかったのでしょう。

自分の時間を、売っていると感じるのか。

自分のやりたいことに、使っていると感じるのか。

580日後は、後者の時間を増やしていきたいです。

……とか言いながら、ブログで収益が出たら、何時間でいくらになったか、またExcelで計算してしまうかもしれません。

そのときは、また考えます。

それでは、また。

(前回までのキャリアジャーナル)
ポジションを失った日、57歳のベテランが気づいたこと——58歳キャリアジャーナル①

残り700日、世界が揺れる中で——58歳キャリアジャーナル②

58歳の昇給率、3つの「もったいない」——キャリアジャーナル③(3つのAIに、自分のキャリアを査定させてみた)

59歳、夜勤に戻る——キャリアジャーナル⑤(退職まで610日)

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