FIRA60の時間割——私のリタイヤメントプランニングの穴

FIRA60ー退職

こんにちは、西風スマイルです。

FIRA60を目指す、58歳のサラリーマンです。定年まで、残り640日を切りました。

前回、バケットリストを書いて、自分を解剖しました。今回は、その続きです。テーマは「時間割」。

正直、このテーマも、乗り気ではありませんでした。退職後の一日を書き出すというのは、「何もない自分」を先に見ることになるからです。バケットリストと同じ、裸の自分との向き合いことです。
チクチクします。

でも、これもステップかな、と。

今日は、私のリタイアメントプランニングの現在地と、今の時間割と、退職後の時間割を、正直に書き出してみます。

リタイアメントプランニングの、現在地

まず、現在地の確認から。

FIRA60の前提条件として書いてきた3つ——
住宅ローン、教育費、親の介護は、すべて終了しています。
残っているのは、住宅の修繕費や車の維持費くらい。
これは特別費として、キャッシュフロー表に織り込み済みです。

資産運用は、続けている。妻との関係も、順調だと思っている。趣味もある。サードプレイス(家でも職場でもない、第三の居場所)も、開拓を始めている。

……と、ここまでは、悪くないのです。

でも、自己分析をしてみると、一番のウィークポイントが、はっきり見えています。

使う力です。

お金の使う力。時間の使う力。やはり、ここが少し弱い。

考えてみれば、当たり前です。今まで、貯めることに集中してきたのですから。以前、「必要なものだけを買う」と書きましたが、あれは守りの話で、使う力とは言えません。貯める練習は40年やってきたのに、使う練習は、ほとんどしてこなかった。

だいたい、お金をカッコ良く使っている先輩に、会ったことが無いんですよ。貯めた話をする先輩はいても、使って幸せになった話をしてくれる先輩は、いない。お手本が、いないのです。

現在の時間割——交替勤務のリアル

仕事中心の毎日からの、転換。それを考えるために、まず、今の私が時間をどう使っているのかを、書き出してみます。交替勤務者の時間割です。

仕事の前日は、仕事のパフォーマンスを落とさないために、トレーニングは軽めにするか、午前中に済ませて、早く寝る。

仕事の日は、朝早く起きて、仕事。

夜勤の日は、昼寝を取る。夜勤の前は、朝のトレーニングも控える。

夜勤明けは、とにかく一旦寝る。睡眠は必ず取る。体の回復、脳の回復を最優先する。夕方に起きて、トレーニングをする。走りながら、ブログネタを考える。

次の日が休みなら、早く寝て、休みの日のトレーニングに備える。

……なんだか、凄いですよね。仕事かトレーニングかブログのことしか、考えていない。

そうなんです。私の頭の中のルーティンは、この4つです。

仕事。ランニング。ブログ。資産運用。

すべては、ここから回っています。仕事とランニングを回すための食事の準備。資産運用のための情報集めのYouTube。ランニングを向上させるためのトレーニング時間。最近は、ブログネタを探すためのネットサーフィン。

もう、これだけで回っているのです。

時間配分のイメージで言うと、仕事70%、ランニング10%、ブログ5%、資産運用の判断・家計管理3%、その他12%。厳密に測ったわけではなく、あくまで体感ですが、大きくは外していないと思います。

書き出して、気づいてしまった

この時間割を書き出して、手が止まりました。

妻との時間も、サードプレイスも——「その他12%」の中です。

無いわけでは、ないのです。ちゃんと、ある。でも、名前のついた枠が無い。仕事には70%、ランニングには10%と、堂々と名前がついているのに、これからの人生でいちばん大事にしたいはずのものが、「その他」に、まとめて入っている。

食事の準備も、私の中では「仕事とランニングを回すため」に分類されていました。サードプレイスの開拓も、余った時間でやるもの扱いです。

リタイアメントプランニングの記事を書こうとして、今の一日を書き出したら、大事にしたいものに、枠がなかった。

……チクチクどころではありませんでした。

退職すると、70%が消える

そして退職すると、この時間割から、仕事の70%が、まるごと消えます。

10%のランニングと5%のブログを倍にしても、埋まらない大きさです。
しかも、仕事は時間だけでなく、生活のリズムそのもの——
早く寝る理由、昼寝を取る理由、体を回復させる理由まで供給していました。

この70%の空白を、何で埋めるか。

埋める、という言い方は、実は好きではありません。私がやりたいのは、穴埋めではなく

「キラキラした日に帰る」ための、努力です。

退職後の時間割(案)——朝

では、書いてみます。退職後の、ある平日です。

朝は、モーニング掃除から始めたい。

え、掃除?
そう、掃除です。

毎日10分、身の回りを片付ける。
週に一度は1時間かけて、きちんと掃除する。
目に入って意識が散るものを、抹消しておく。
部屋が散らかっていると、心も散らかる。
一日の最初に、これをリセットしておきたいのです。

それから朝活。ウォーキングかランニング。朝食。ブログ。そして、今後の計画作成——作戦会議、ですかね。

朝からトレーニングして、夜もトレーニングして、次の日の仕事を気にしなくていい。これですよ、これ。時間を気にしない。たぶん、これが退職のいちばんの贅沢です。

それと、退職して最初にやりたいことが、ひとつ決まっています。

少し高いお店に、コーヒーを飲みに行く。

「退職したら、この店に行きたい」——そんな場所を、今、探しています。

退職後の時間割(案)——午後は、台所に立つ

問題は、昼食のあとです。
午後の時間。
現役なら仕事をしている、あの長い時間帯を、どうするのか。

実は、ここはもうイメージができています。

夕飯の支度です。

妻は、長年の専業主婦です。つまり、何十年も「今日の献立、どうしよう」を、毎日毎日、考え続けてきた人です。私が会社で働いていた年数と同じだけ、妻は献立を考えてきた。

だから、私の退職と一緒に、妻もあの献立地獄から退職してもらいたい。

食卓を整える。
食事の会話を作る。
食生活を考える。

遊びからは少し外れるかもしれませんが、食事は、これからの人生の土台になるものだと思っています。健康の富の土台でもあり、夫婦の時間の土台でもある。

これは、私が取り組みたいプロジェクトです。
妻との時間を「その他」に入れていた私の、これが答えのつもりです。

刺激は、外に取りに行く

日常の時間割は、これでいい。でも、日常だけでは、ルーティン好きの私は、たぶん煮詰まります。刺激は、意識して外に取りに行く必要があります。

やりたいのは、都会散歩です。

平日の昼間に、コンクリートジャングルをウロウロする。これ、絶対に刺激的だと思うのです。今までの私は、会社と家の往復だけでした。その往復から外れた、一見無駄な時間へ、時間を投資する。

そこに、オフ会も混ぜたい。

ブログのオフ会に、58歳のオヤジが行く。……ちょっと、勇気が要りますけどね。でも「58歳のオヤジが、ブログオフ会に行ってみた」という記事を書きたいのです。正直、これが一番の楽しみかもしれません。

恐れているのは、これです

一方で、恐れている一日も、はっきりイメージできます。

部屋にいること。何もしないで。

ソファに座って、スマホで動画のスクロール。これ、マジで最悪です。現役の今でさえ、疲れた日にやってしまって、あとで自己嫌悪に沈むやつです。時間を気にしなくていい生活で、あれをやったら、一日が丸ごと溶けます。

だから、モーニング掃除なのです。
だから、朝活なのです。

午前中に体を動かして、部屋を整えてしまえば、午後にスクロールへ落ちる確率は、ぐっと下がる。意思で防ぐのではなく、ルーティンで防ぐ。私は意思では動かない人間だと、前回のバケットリストで判明していますから。

使う練習は、失敗する前提で

そして、ウィークポイントだった「使う力」の練習です。

前回書いたバケットリストを、実践していきます。ただし、いきなり成功することを目指しません。失敗すること前提で、やって、記録する。

満足度が高かったお金の使い方を振り返って、自分の価値観に合う使い方のパターンを知る。
良い経験を収集していく——人生を「良い経験のコレクション」を集めるゲームへと、少しずつシフトしてみる。

これも、練習です。

手始めは、決めています。

誰かと、一杯のビールを飲みに出かける。
場所を探して、相手を変えて。カッコ良くお金を使う先輩がいないなら、下手くそでもいいから、自分がその練習台になるしかありません。

まとめ——計画と実行の、ギャップへの不安

書き出してみて、分かったことを並べます。

今の時間割は、仕事・ランニング・ブログ・資産運用の4つで回っていて、妻との時間とサードプレイスが「その他」に押し込まれていたこと。退職で70%の空白ができること。その空白を、掃除と朝活と台所と都会散歩とオフ会で、キラキラした日に変えていきたいこと。

もちろん、不安はあります。計画と実行には、いつだってギャップがある。この時間割の通りには、たぶんなりません。キャッシュフロー表と同じです。表の通りに人生は進まない。でも、表を作らないまま初日を迎えるより、ずっとマシです。

何より、書いてよかったのは、妻との時間が「その他」に入っていたと、640日前に気づけたことです。退職した初日に気づくのでは、遅かった。

献立地獄からの解放プロジェクト、成功したら、また記事にします。

失敗しても、記事にします。どうせ、失敗する前提の練習ですから。

それでは、また。

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